スイフトスポーツのECUチューン書き換えの効果は?(ZC33S)

スイフトスポーツのECU画像
スイフトスポーツ(ZC33S)のECUチューン、ECU書き換えによる効果や方法は?

「ECUって何?」というあなたにも分かり易く解説していきましょう。

スイフトスポーツ(ZC33S)は、非常にECUチューンの効果が高いクルマとして知られています。

一般的にターボ車はECUチューンが有効なケースが多いですが、新型スイスポの1.4Lターボエンジンは、耐久力や限界値も非常に高く、ECUチューンとの相性は抜群です。

元々パワフルなスイフトスポーツ(ZC33S)をもっとパワーアップして乗りたいと思っている方、興味はあるけどECU書き換えの具体的な効果や方法が分からないという方に向けて解説してみたいと思います。

また、ECUチューンのメリットやデメリット、費用についてもまとめてみましょう。

スイ太
スイ太
ECUチューンは、カスタムの定番の手法になってきたよね。
私、ECUなんて初めて聞いたわ。ICU(集中治療室)なら知ってるけどね。
スポ子
スポ子
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スイフトスポーツのECUチューンとは?

ECUとは、Engine Control Unit(エンジン・コントロール・ユニット)の略称です。

下記のようなエンジンに関わる様々な働きを統合的に制御するコンピュータだと思って下さい。

  • 点火タイミング
  • 燃料噴射タイミングや噴射量
  • 空燃比
  • アイドル回転数
  • スロットル開度
  • 過給機のブースト圧やバルブタイミング
  • 始動制御
  • スピードリミッター
  • クルーズコントロールリミッター
  • レブリミッター
  • トルクリミッター

エンジンの回転数やアクセルの踏込み具合などに応じて、あらかじめ設定された最適なタイミングで適量の燃料噴射を行ったり、ブースト圧のコントロールを行ったりします。

また、スピードリミットやレブリミット(エンジン回転数制限)、トルクリミットなどの各種リミッターの役割もECUで行います。

エンジンに関する働きは、何から何までECUのプログラム通りに行われているという訳です。

スイフトスポーツに限らず、

ECUチューン = ECUのプログラムを書き換える(交換する)

ということを意味します。

ECUのプログラムを書き換えによって、同じエンジンでも全く違った特性を持たせる事が可能となります。

ECUを”魔法の箱”なんて表現することもあります。それくらいエンジン特性を劇的に変貌させる効果を持っているのです。

 

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スイフトスポーツのECUチューンの効果 メリット・デメリット

スイフトスポーツECU基盤

ECUチューンを実施する場合、メリットだけではなく、デメリットもある事を覚悟しておく必要があります。

ここでは、スイフトスポーツ(ZC33S)をECUチューンする場合のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

スイフトスポーツECUチューン メリット

メリット

ECUチューンのメリットは大きく3つ。

①飛躍的なカスタム効果が得られる

ブースト圧、レブリミット、空燃比、点火タイミング、トルクリミットの変更により、最大出力30~40ps、最大トルク3~4kg/kgm程度のアップが見込めます。

②比較的安価である

効果が高い割りに、10万円程度とバリューが高めです。

③各種リミッター引き上げが可能

スピードリミッター(通常180km/h)、クルーズコントロールリミッター(105km/h)、レブリミッター(6,000rpm)、トルクリミッターが引き上げられる。

メリットだけを見ると、「やらないと損?」と思ってしましますが、やはりデメリットも存在します。

次はデメリットも見てみましょう。

スイフトスポーツECUチューン デメリット

デメリット

ECUチューンのデメリットも大きく3つ。

①エンジンまわりのメーカー保障が効かなくなる

書き換えを含め、社外品のECUを使用した場合、少なくともエンジンまわりのメーカー保証は効かなくなります。

また、その他の箇所の不具合も、関連性を完全に否定できない場合は保証外と言われるリスクがあります。

②エンジン耐久性の問題

純正の場合は、安全マージンを十分にとった上で、最終的な性能を決定しています。

スイフトスポーツに搭載されたK14C型エンジンは、耐久性、パフォーマンスともに、限界値が高いと定評はあります。

しかし、あまりやり過ぎると壊れやすく、車の安全性をおびやかしてしまいかねません。

③トータルチューンの必要性

ECUチューンを施すと、エンジンの大幅なパワーアップが見込めます。

結果、足回りや、ボディ剛性などが追いつかず、安全性や乗りやすさを損なう恐れがあります。

目指す車の仕上がりのよっては、足回りやタイヤ交換、剛性強化の必要性が出てくるかもしれません。

保証や安全性に関わる部分は少々気になりますよね。

しかし、大手の信用できるチューニングパーツメーカーの商品であれば安心。

実車テストを繰り返し実施し、耐久性と性能のバランスをきちんと計ったECUをリリースしており、アフターフォローも万全です。

ECU以外のチューニングパーツも数多く取り揃えているメーカーの商品は特におすすめです。

なぜならば、スイフトスポーツをトータルでバランス良くチューニングすることが可能だからです。

スイ太
スイ太
やっぱりデメリットも結構大きいね。デメリットを把握したうえで実行しよう。

 

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スイフトスポーツのECUチューン 書き換え方法と費用

スイフトスポーツECUの場所
ECUを書き換える方法としては2つあります。

1つ目は、各メーカーの窓口を行っているチューニングショップに、スイフトスポーツを持ち込み車ごと預ける方法。

メーカー直系のショップでは当日に仕上げてくれる場合もありますが、それ以外のショップでは、取り外したECUをメーカーへ送付し書き換え依頼をするため、完成するまで3~4日はかかると思っておいたが良いでしょう。

2つ目は、ECUを自ら取り外しショップやメーカーへ送付。おおよそ3日後に返送されてくる書き換え済みECUを自ら装着する方法。

ECUの取外しは、そこまで難しい作業ではありません。

自ら行えば、取外しの工賃分(5000円程度)は安く上げる事が可能です。

ECUの取り外し方法

 書き換えにかかる費用はおおよそ8~10万円。

得られる効果を考えると、こんなにコストパフォーマンスの高いチューニング方法は無いと言えるでしょう。

スイ太
スイ太
基本的にECUチューンは交換ではなく、ファミコンのディスクシステムみたいにデータを書き換えて実施するんだね。
ディスクシステムに例えるなんて、あなた年齢がバレるわよ。
スポ子
スポ子

 

 スイフトスポーツのECUチューン 書き換えおすすめメーカー

ECUチューンを行う場合、ズバリ、モンスタースポーツ、HKS、BLITZ(ブリッツ)をおすすめします。

おすすめの理由は、チューニングパーツ、コンプリートカー製作のノウハウを長年にわたり蓄積しており、ユーザー評価も高いメーカーだからです。

みなさんも良く耳にされているメーカー名ではないでしょうか?

また3社ともに、マフラーやインテークなど給排気系パーツやターボキット、足回りなどと合わせトータルでコーディネートすることが可能、さらなる性能アップを狙いやすいの事もオススメの理由です。

それでは、各メーカーのECU書き換えの内容や特色、価格についてご紹介していきましょう。

スイフトスポーツECUチューン モンスタースポーツ

モンスタースポーツ スイフトスポーツ コンプリートカー

スズキスポーツの流れを汲んでいるモンスタースポーツは、スズキ車に強いチューニングパーツメーカーとして有名です。

コンプリートカーも販売しており、トータルでチューニングプランを組む事も可能。

全国8カ所に直営店(函館、仙台、江戸川、横浜、磐田、広島、三原本郷、福岡)を持っているのも強みです。

スイフトスポーツ用モンスタースポーツ製ECU

フルレンジスポーツコンピューター プラグセット 価格92,000円(税抜)

モンスタースポーツでは、ECUチューンとレーシングプラグ8番相当を組み合わせたセットが人気です。

スイフトスポーツのECU画像

フルレンジスポーツコンピューター 単体 価格85,000円(税抜)

ECU書き換えのみも選べます。

いずれにしてもレーシングプラグ8番相当を使用する前提としたプログラムが組まれているため、プラグ交換は必須となります。

書き換え内容

    • ブースト圧(ノーマル1.0)⇒1.3
    • スパークプラグ⇒#8
    • 速度リミッター解除
    • レブリミッター変更6000⇒6500rpm
    • クルーズコントロールリミッター変更100km/h⇒130km/h
    • ブーストリミッター解除
    • ブーストターゲットマップ変更
    • 燃料3Dマップ最適化
    • 点火3Dマップ最適化
    • VVT制御マップ最適化
    • スロットルマップ最適化

パワーアップ見込み数値

最高出力:170ps(30psアップ)最大トルク :28.5kgm(5.1kgmアップ)

ブースト圧のアップとレーシングプラグ8番に合わせた最適化が効いていますね。

モンスタースポーツHP

スイフトスポーツECUチューン HKS

スイフトスポーツ HKSカスタム

車のチューニングパーツメーカー最大手のHKS、その名を知らない人は方が少ないのではないでしょうか?

自社工場で作り出されるサスやマフラーのクオリティの高さは評判となっており、多くのファンに支持されています。

また、JASDAQにも上場しており、規模も売り上げも大きな会社で信頼度も抜群。

スイフトスポーツ(ZC33S)用のパーツも、サスやマフラーをはじめ、タービンキット、スポーツクリーナーなど多数ラインナップされています。

そんなHKSがリリースしているスイフトスポーツ用のECUが、Mastery ECUです。

スイフトスポーツ用HKS製ECU

HKS Mastery ECU 価格80,000円(税抜)

書き換え内容

    • ブースト圧の最適化
    • 速度リミッター変更180⇒280km/h
    • レブリミッター変更6000⇒6300rpm
    • クルーズコントロールリミッター変更100km/h⇒130km/h
    • ブーストターゲットマップ変更
    • 燃料3Dマップ最適化
    • 点火3Dマップ最適化

パワーアップ見込み数値

最高出力:160ps(20psアップ)最大トルク :28.1kgm(4.7kgmアップ)

モンスタースポーツのECUと比較して若干マイルドな仕上がり。

実車テストを繰り返し行い、性能と耐久性のバランスを追求した形がこの「Mastery ECU」。

書き換えもすべてHKS本社(静岡)で行われる徹底ぶりで、この品質がと安心感がHKSなのです。

HKS HP

スイフトスポーツECUチューン BLITZ

スイフトスポーツブリッツ仕様

イツ語で稲妻を意味するBLITZ。設立より38年の歴史はカーチューニングパーツメーカーとしては老舗といって良いでしょう。

西東京市に本社を置くブリッツは、「電脳集団」と呼ばれることもあるほど、電子系パーツに強いメーカーでもあります。

もちろん、電子系パーツだけだは無く、マフラーやサスペンション、エアクリーナーやエアロなど多彩なパーツを取揃えています。

「電脳集団」と呼ばれるほどのメーカーが作成したECUが「BLITZ TUNING ECU」なのです。

スイフトスポーツ ブリッツECU

BLITZ TUNING ECU 価格80,000円(税抜)

書き換え内容

    • ブースト圧(ノーマル1.0)⇒1.2
    • 速度リミッター変更180⇒280km/h
    • レブリミッター変更6000⇒6500rpm
    • クルーズコントロールリミッター変更100km/h⇒130km/h
    • ブーストリミッター解除
    • ブーストコントロールマップの変更
    • ブーストソレノイドマップの変更
    • 空燃比マップの変更
    • 点火マップの変更
    • バルブタイミングマップの最適化
    • トルクコントロールマップの最適化

パワーアップ見込み数値

最高出力:168ps(28psアップ)最大トルク :27.5kgm(3.7kgmアップ)

純正ECUをブリッツの工場へ送り書き換えされます。

BLITZ HP

価格もチェック⇒BLITZ TUNING ECU

スイ太
スイ太
ECUは車の脳にあたる大切な部品。信頼がおけるメーカーのものだと安心だね。

スイフトスポーツのECUチューン・書き換え 車検は通る?

ECUチューンを行う際、もうひとつ気になるのは車検のこと。

ECUを書き換えた車は車検に通るのでしょうか?

答えは基本的にはYES。

排ガス濃度などの基準を超えない範囲でセッティングされたECUであれば問題ありません。

ご紹介した3社のECUはもちろん問題なく車検に通ります。

しかし、出力がアップする事によりとマフラーの音や排気ガス濃度が大きくなる可能性もあるため注意は必要です。

また、エンジンパワーがアップすると、ブレーキやクラッチなど各部品にかかる負荷は当然大きくなります。

ECUを書き換えた場合、入念な点検やメンテナンスに心掛ける必要はありそうです。

スイ太
スイ太
大手のECUは問題なく車検に通るよ。

スイフトスポーツを値引き金額より更に50万円安く買う方法

「スイフトスポーツに乗りたい、でも予算オーバーだ…」

「カスタム費用をどうやって捻出しよう…」

「値引きで安く買いたい…」

「ディーラーを回るのは面倒…」

「新車をお得に最安値で手に入れたい…」

「ディーラーの売り込みがイヤ…」

 

など、スイフトスポーツの購入を

検討しているけど

どうやったら簡単に最安値で

新車を購入できるのだろうと

思っている方も多いかも知れません。

 

家族や友人に車に詳しい人は

見当たらないし、

それに金銭的にも新車の購入は

厳しいかも・・・。

 

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