スイフトスポーツVSマーチ・ニスモSを徹底比較!!
エンジンや足回りなど気になるスペックを徹底調査!!
魅惑のホットハッチ2車種「スズキ スイフトスポーツ」と「ニッサン マーチ・ニスモS」を比較してみましょう。
マーチ・ニスモSはメーカー直系のサブブランドNISMOによるコンプリートカー。
日産のモータースポーツ会社として広く知られるNISMOの名を冠しています。
ベース車マーチは丸っこいボディから女性的なイメージを持たれがちです。
マーチ・ニスモSはどのような変貌を遂げているのでしょうか?
一方のスイフトスポーツは、2003年に初代(HT81S)が発売されてから、既に4代目(ZC33S)を数えます。
日本におけるコンパクトスポーツの代表格と言って良いでしょう。
スイフトスポーツは純粋なカタログモデルですが、その実力から敢えてコンプリートモデルのマーチ・ニスモSと比較しています。
スイフトスポーツ(ZC33S)とマーチ・ニスモS比較検証のスタートです。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS スペック一覧
まずは、スイフトスポーツの走りに関するスペック一覧を見てみましょう。
スイフトスポーツ エンジン:1.4L 直列4気筒 直噴DOHCターボ
最高出力:103kW (140PS) /5,500rpm
最大トルク:230Nm (23.4kgm)/2,500-3,500rpm
車輌重量:970kg(MT車)
トランスミッション:6速MT、6速AT(パドルシフト付き)
採用ダンパー:モンロー
0-100km/hタイム:6.90秒
次に、マーチ・ニスモSのスペックを見てみましょう。
マーチ・ニスモS
エンジン:1.5L 直列4気筒 DOHC
最高出力:85kW (116PS) /6,000rpm
最大トルク:156Nm (15.9kgm)/3,600rpm
車両重量:1,010kg
トランスミッション:5速MTのみ
採用ダンパー:TOKICO
0-100km/hタイム:8.95秒
スペックだけを眺めてみると、スイフトスポーツのエンジンパワーは予想通り、マーチ・ニスモSも”マーチ”のイメージを覆しそうなじゃじゃ馬っぷりを予感させる数値になっています。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS エンジンなど主要性能比較
走りに関する主要性能を、数値だけでは見えない部分を含め詳しく見ていきましょう。
スイスポVSマーチ・ニスモS エンジン比較
スイフトスポーツのエンジンパワーには定評があります。
1.4Lでありながらターボの恩恵により2Lクラスのパワーを持っています。
どの回転域から踏み込んでも盛り上がるトルクは圧巻!!
吹けあがりも鋭く良く回るんですよね。とにかくパワフルで楽しいエンジンです。
また、ターボ車ながら誰でも簡単にパワフルに走らせることができる扱いやすさも魅力です。
マーチ・ニスモSのエンジンは1.5L直列4気筒DOHC。
ニスモSだけの特別バージョンです。
ノーマルマーチの1.2L 直列3気筒DOHCエンジンの0-100km/hタイムは13.6秒、ニスモSは8.95秒なのでなんと4.65秒もの差が有るんですね。
これはもはやマーチと呼べる優しい加速ではありません。
野太い官能的なエキゾーストノートもその証拠。
エンジンスペックの数値は平凡ですが、マーチのコンパクトボディからすると十分過ぎるほどのエンジン性能が与えられており、瞬発力のある走りが楽しめます。
特に、4,000rpmから6,500rpmの中高回転域のパンチの効いた加速は数値で見るパワー以上の痛快感が味わえることでしょう。
しかし、スイフトスポーツと比較すると物足りなさを感じるのは事実。
言い換えると、スイスポのエンジンパワーがこのクラスでは異常なのでしょう。
しかも車輌重量は970kg、小粒なボディのマーチ・ニスモSと比較しても40kg軽量!!
エンジン性能だけ見るとやはりスイフトスポーツに軍配が上がるようです。楽しさは互角!?
スイスポVSマーチ・ニスモS シャシー比較
スイフトスポーツもマーチ・ニスモSも足回りは固めで引き締まっており、気持ち良くカーブを駆け抜けてくれます。
その中でもマーチ・ニスモSはスイスポと比べて一段固めでシャキっと感のある乗り味になっています。
スタビライザーが装着されていること、剛性を高めるために、4箇所にニスモ特別製の補強パーツが取り付けられています。
そのため、良質なドイツ車に乗っている安心感さえ感じさせます。
タイヤは、POTENZA RE11という高性能グリップタイヤを履いています。
並のボディ剛性、シャシー性能であればタイヤに負けてしまうところ。
マーチがこのタイヤを履きこなしている事実に、この車の発表当初軽い衝撃を受けたことを思い出します。
一方のスイフトスポーツは、1トンを切る970kgという驚異的な軽量ボディと高い剛性がクラス随一の運動性能に寄与しています。
スイフトスポーツは、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。スズキ自慢の軽量化と高剛性の両立はこの技術により成り立っています。
「走る、曲がる、止まる」を高めた軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」
超高張力鋼板などボディ素材にもこだわり徹底した軽量化をはかったり、一方では溶接打点を追加するなど剛性アップにも余念がありません。
また、スポーツ走行において信頼と実績のあるモンロー製のダンパーを採用、ダンピングの効いたしなやかな乗り味を実現しています。
マーチ・ニスモSもスイスポも、楽しく安全な走りに必要な十分な足回り、シャシー性能を持っている事がわかりました。
しなやかさを持ったスイスポ、以外とスパルタンな乗り味のマーチ・ニスモS、好みの部分で甲乙つけがたい!?
スイスポVSマーチ・ニスモS トランスミッション比較
次にトランスミッションを比較してみましょう。
マーチ・ニスモSは5速MT車のみの設定です。
まあカタログモデルでもないのでAT車の設定がないのは問題がないところ。
しかし、6速マニュアルではなく5速マニュアルではないのは残念なところ。
まあ、高速道路など高速クルージングの時意外はあまり活かされないのかも知れませんが・・・。
あとシフトの剛性、カッチリ感がイマイチとの評価。フニャフニャなのです。
一方のスイフトスポーツは、6速マニュアルと6速ATをラインナップ。
スイスポのシフトの剛性はなかなかのもの。
カチッリとしたシフトフィールはスポーツカーの醍醐味ですよね。
さらに、6速AT車の仕上がりはなかなかの評判。パドルシフト操作も可能、パパパッとシフトチェンジするさまは、まるで気分F1パイロット!!
楽しいに決まっていますよね。
トランスミッションに関してはスイフトスポーツの圧勝と言ってよいでしょう。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS 大きさ・サイズ比較
スイフトスポーツとマーチ・ニスモSの車体や室内、タイヤサイズも見てみましょう。
スイフトスポーツの車体・室内サイズ
車体:全長3,890mm、全幅1,735mm、全高1,500mm
室内:室内長1,910mm、室内幅1,425mm、室内高1,225mm
マーチ・ニスモSの車体・室内サイズ
車体:全長 3,870mm、全幅 1,690mm、全高 1,495 mm
室内:室内長1,905mm、室内幅1,370mm、室内高1,270mm
車体サイズは全長で2cm、全幅で4.5cmスイスポが大きいです。
室内幅は5cmスイスポが広いです。5cmは思っている以上にゆったり感に差が出ると思います。
しかし、室内高はマーチ・ニスモSが4.5cm高いので窮屈な感じはしないでしょう。
スイフトスポーツのタイヤサイズは17インチ。
スイフトスポーツのタイヤサイズは195/45R17
一方のマーチ・ニスモSのタイヤサイズは16インチ。
マーチ・ニスモSのタイヤサイズは205/45R16
通常のコンパクトカーは15インチが主流。16インチでも十分大きなサイズと言えます。
スイスポの17インチはこのクラスではかなり立派なサイズです。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS 燃費比較
この2台の燃費を比較してみたいと思うのですが、マーチ・ニスモSは公式にカタログなどに表記されていません。
通常の1.2Lのマーチは23.0km/L。
もし表記されていたとしたら1.5LのニスモSは16~18km/Lくらいと推測します。
実燃費は14~15km/Lという口コミが多いですね、妥当なところでしょう。
スイフトスポーツのカタログ燃費はMT車で16.4km/L。
ターボ車としては立派な数値です。
実燃費でこちらは13~14km/Lという口コミが多数を占めています。
ちなみに、両車ともにハイオク仕様。
コンパクトカーなのに贅沢なものです。
スポーツタイプの車としては燃費が良いのは救いですね。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS 乗り心地比較
スイスポもマーチ・ニスモSも乗り心地を期待するような車ではありません。
しかし、街乗りなど普段使いの場面も多く気になる方もいらっしゃる事でしょう。
スイスポは街乗りでも不快ではない絶妙なバランス、一方のマーチ・ニスモSは街乗りだと少し我慢が必要なくらいスパルタンな乗り心地。
さすがコンプリートカー、乗り心地よりも操る楽しさに振った感じですね。
マーチ・ニスモSは柔らかく座り心地の良いセミバケットシートが採用されています。
これはスイフトスポーツにも当てはまりますが、ホールド性の高いシートにしっかりと体を預けて走るワインディングロードの楽しさは、街乗りの多少の乗り心地の悪さなんてすぐに吹き飛ばしてくれること請け合いです。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS 安全装備比較
結論から言うと安全装備に関してはスイフトスポーツの圧勝です。
マーチ・ニスモSは今では当たり前となってきている安全装備が何も付いていません。
ベース車のマーチは2010年発売、ニスモSも2013年発売と設計が古いクルマです。
フルモデルチェンジが待たれるところですね。
スイフトスポーツは安全装備が8つもパックになった”セーフティパッケージ”というオプションが準備されています。
さらに別途、全方位モニターもオプションで追加する事も可能です。 衝突安全性能評価において、「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」搭載車が最高ランクの評価となる「ファイブスター賞」を受賞。 更に、予防安全性能評価においても、「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」および「全方位モニター」搭載車が、2017年度最高ランクの評価となる「ASV++」を獲得。
2017年に発売されたスイフトスポーツは安全装備も抜かり無しというところです。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS インテリア比較
コンパクトカーでもスポーティでフラッグシップモデルのこの2台、インテリアの質感やセンスにもそれなりに期待したいところです。
まずはスイフトスポーツのインテリアから見てみましょう。
ところどころに配されたワインレッドのパーツが若々しく走りのコンセプトにぴったりですね。
ちょっと派手だという意見もありますが、元気なクルマらしくて良いのではないでしょうか?
オッドアイを演出したレッドのタコメーターとシルバーのスピードメーター。
260kmまで刻まれたスピードメーターはやり過ぎな感じもしますが(笑)。
マルチインフォメーションディスプレイもコックピット感を醸し出しテンションが上がります。
次にマーチ・ニスモSのインテリアを見てみましょう。
ブラック基調でのシンプルなインテリア好感が持てる質感です。
これがマーチのインテリアだとは思えないくらい男らしいものに変更されています。
スピードメータは220kmまで刻まれており走りに対する本気具合が垣間見えます。
インテリアの良し悪しは個人の好みの部分が占める割合が大きいもの。
コンパクトカークラスとしては、両車共に及第点以上の質感を持っているのは間違いないところです。
スイフトスポーツVマーチ・ニスモS 価格比較
魅力的なコンパクトスポーツと言えるスイフトスポーツとマーチ・ニスモSですが、お値段も魅力的だと良いですよね。
気になるお値段をスイフトスポーツから見ていきましょう。
一方のマーチ・ニスモSは5速MT車1,876,600円。
スイフトスポーツ6速MT車は1,870,000円。
価格差はわずか6,000円余り。どちらも安い!!
スイフトスポーツのレベルの高い走行性能、マーチ・ニスモSのNISMO印のコンプリートカーがこのお値段で乗れてしまいます。
2台とも非常にバリューの高い車と言って良いでしょう。
スイフトスポーツVSマーチ・ニスモS チャート&まとめ
最後に独断と偏見で、スイフトスポーツとマーチ・ニスモSを、10項目/10点満点で評価してみたいと思います。
78/100点 | 70/100点 | |
比較カテゴリー | スイフトスポーツ | マーチ・ニスモS |
価格 | 10 | 9 |
大きさ・サイズ | 7 | 7 |
スペック | 9 | 6 |
燃費 | 7 | 8 |
足回り | 7 | 7 |
インテリア | 8 | 6 |
エクステリア | 6 | 6 |
安全性 | 8 | 6 |
乗り心地 | 7 | 6 |
楽しさ | 9 | 9 |
スイフトスポーツ78点、マーチ・ニスモS70点とさせて頂きました。
最大の決め手は、エンジンスペックと軽量ボディ。
マーチ・ニスモSも十分なパワーを持ったエンジンと軽量なボディを持ち合わせているのですが、スイフトスポーツはエンジンパワーも車重の軽さも圧倒的!!
また、安全装備に関しても最近リリースされたスイフトスポーツは至れり尽くせり。
安全装備においてはリリースが7年早いマーチとスイフトスポーツの差は大きかったようですね。
しかし、マーチ・ニスモSも間違いなく乗って楽しい車。
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「スイフトスポーツに乗りたい、でも予算オーバーだ…」
「カスタム費用をどうやって捻出しよう…」
「値引きで安く買いたい…」
「ディーラーを回るのは面倒…」
「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
「ディーラーの売り込みがイヤ…」
など、スイフトスポーツの購入を
検討しているけど
どうやったら簡単に最安値で
新車を購入できるのだろうと
思っている方も多いかも知れません。
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それに金銭的にも新車の購入は
厳しいかも・・・。
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